仮想通貨に対する今の自分の考えメモ


最近、ビットコインをはじめとした仮想通貨が儲かるとのことで流行っているらしい。
先週、自分の会社の同僚で全く資産運用に興味のなかった奴が「ちょっとビットコイン買ってみようかと思ってます」と話しているのを聞いて、こりゃすごいことになっていると思い、この1週間ほどチャートを見ていたり、自分なりに考えてみた。駄文だけど、考えたことをまとめておく。

仮想通貨とは何か

通貨

仮想通貨は、円やドルと同じ通貨なのだろうか?

確かにビットコインであれば、「ビットコイン決済」や「給料の一部をビットコインで受け取り」などができるらしく、通貨と見えなくもない。
ただ、円と同じかというとそれは違うと思っている。

  • 「ビットコイン決済」は、間で「円」に変換されて、モノやサービスの決済に使われている
  • 「給料の一部をビットコインで受け取り」も円ベースでビットコインの量が増減するみたいなので、「給料の一部(円)をビットコインに変換して受け取り」とみるのが正しそう

これをみる限り、通貨というよりは「その国の法定通貨と取引可能な価値のあるもの」とみる方がしっくりくる。

通貨で一番しっくりくるのは、カイジの地下王国に登場した「ペリカ」。
ここでは円はやりとりされず、給料や物品の交換、賭けの精算は全てこの「ペリカ」を使って行っていた。
仮想通貨がこの状態になっているかと言われると、少なくとも日本ではそうはなっていないと思う。

株・債権・不動産

これは、断じて違うはず。

株・債権・不動産は、いずれも配当や利子、家賃収入で新しいお金を生み出すが、仮想通貨はそれ自体でお金を生み出したりしない。
(ハードフォークという分裂の仕組みがあるようだが、ここは勉強不足)

貴金属

今のところ金や銀、プラチナといった貴金属に当てはめるのが、一番しっくりくる気がする。
採掘(マイニング)という言葉に引っ張られる部分もあるが、それ以外にも似ている部分が多い。

  • 発行総数が決まっている(貴金属は埋蔵量が、ビットコインは2100万BTCまで)
  • 採掘することによって取得することができる
  • 特定の国に依存せず、資産の退避先として利用できる
  • 各国の法定通貨と取引可能

仮想通貨はデジタルの貴金属、「デジタルゴールド」と考えるとしっくりくる部分が多い。ただ、以下の点で異なる部分もある。

  • 貴金属は埋蔵量がほぼ固定なのに対して、仮想通貨は分裂したり、アルトコインとして別の仮想通貨が登場したりしている
  • 貴金属はそれ自体にある程度価値があるのに対して、仮想通貨にはそれがない

後者に関してはもう少し掘り下げてみる。

仮想通貨自体の価値

金の場合、装飾品や美術品の材料のほか、電子機器や化学の触媒としての材料としてそれ自体に価値があると考えている。
仮想通貨にも同じような価値があるのだろうか?

仮想通貨のデジタルデータ自体に価値があれば、デジタルゴールドとして投資対象となるのはわかる気がする。
価値があるデジタルデータとは、例えば「1兆円入った金庫の鍵の一部」とか「ディープラーニングで学習した画像認識用パラメーターの一部」とか、その情報が揃うと金になったり、人間の役に立つものというイメージ。

実際、仮想通貨自体になんらかの価値はあるのだろうか?
ここは、正直勉強不足。以下の書籍を図書館で予約したので、借りられたら勉強する予定。

もし価値がなかったら…

もし、仮想通貨自体に価値がないのであれば、その辺の石ころを大金はたいて買っているのと同じだと思っている。
「なんかすごい技術で作られた石ころ。なんも役に立たないけど、買うと儲かるらしいよー」とそそのかされ、それを信じた人が大量に集まって価格が上がっている状態。

その石ころを買う目的はただ一つ「儲かるかもしれない」から。
でも、それ自体なんの価値もない石ころなので、儲からないとわかった瞬間、急速に価格を下げていくはず。

「デジタルゴールド」ならぬ「デジタル石ころ」。
現時点では、仮想通貨は「デジタル石ころ」、が自分にとって一番しっくりくる。

まとめ

仮想通貨の今後

仮想通貨を「デジタル石ころ」と称したが、すぐに値を下げるかというと実際わからない。
これが儲かる、と思って人が殺到している間は、値段は下がらず、むしろ上がる可能性が高いはず。
ただ、儲かると思って買う人が止まった瞬間、急速に値を下げる可能性はかなり高いと思う。

投資対象

自分としては、仮想通貨自体に価値がないのであれば、決して投資対象にはしない。
値段が維持、上昇していくことが論理的にある程度予測できないと怖くて投資できない。

今、仮想通貨の値段が上がっているのは、「これを買うと儲かる」と思っている人がたまたま多いからであって、そう思う人がいなくなった途端、急激に値を下げるはず。いつになるかはわからないが…。

ただ、仮想通貨自体になんらかの価値があるか、もしくはどこか信頼できる機関の後ろ盾を得ることができれば、投資対象として再検討は全然ありえます。

ポエム

今、日本で流行っている理由

今、仮想通貨を一番買っているのは日本人らしい。
これは、メディアを使った広告の影響が大きいと考えられるが、以下の2つも関係あると思われる。

  • 流行に流されやすい国民性
  • 金融リテラシーの低さ

1つ目はよく言われる話。ここ数ヶ月でテレビ、Webでビットコインで大儲け、みたいな話をしょっちゅう見かけるようになった。これに流されて、仮想通貨を買い始めた人は多いのではないか。
どうして流行に弱いのか、これは日本では「周りに合わせること」「普通であること」をよしとする文化があることが根底の部分で関係していると思う。
周りの人がやっているから自分もやっておこう、周りがやっているからきっと安心、という考えが根底にあるのだと思う。

上記に加えて、2つ目の金融リテラシーの低さがさらに拍車をかけていると思われる。
お金に関することは、学校で習ったことは一度もない人がほとんどではないか(自分は1回もないです…)。
この仮想通貨はどういうもので、なぜ値段が上がっていて、どんなリスクがあるか、リスク分散はしているか、そこまで考えて投資している人はほとんどいなのではないだろうか。
リスクや本質を理解せず、「億り人」といった成功した時の面だけを強調するワードにやられてしまい、怖いもの知らずでお金を突っ込んでいるように見える。

Satoshi Nakamotoのねらい

かなり妄想入ってます。

おそらく日本人ではないらしんですが、彼が日本人だったとして、ビットコインを日本でバブらせて、弾けさせて、多くの被害を出して、その結果この国の子供達に金融教育が必要だと気づかせる、そんな目的でビットコインを作ったとしたら、すごく壮大で夢がある話だなぁと思いました。